犬神サーカス団

2009年4月13日 (月)

キュピア Vol.1

【送料無料選択可!】キュピア Vol.1 / オムニバス


犬神サーカス団の初期の名曲「兄の病の特効薬は死臭漂う血の池地獄のような人肉スープの形而上学」、通称「人肉スープ」が収録されています。
「人肉スープ」はすでに廃盤になっているえびす温泉の「ヒットパレード」にしか収録されていなかったため、ライヴでしか聴くことができませんでしたが、いつの間にか再録されていました…不覚。
タイトルとは裏腹に美しいメロディーの曲で、アルバムの中で異彩を放っています。

2009年4月 3日 (金)

奇跡のロックギター

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ギターの教則本ですが、
犬っ子だったら買っておくべきでしょう。

DVD付きで、何と情次さんがスウィープ奏法まで披露しています!
こんなのライヴでも観たことないよ!
そもそも犬神の曲に使われてませんが。

それにしても情次さんのコメントに人柄がよく表れていて
それだけでも一見の価値は、

あると思います。

練習曲もカッコイイ仕上がりになっています。
あんな風に弾けるようになりたい。

2008年11月12日 (水)

「夜行列車極楽行」

夜行列車極楽行


犬神サーカス団の新譜です。「電車」をテーマにしたコンセプトアルバム、ということで色々趣向が凝らしてあってとても面白い作品になっていると思います。一度聴いただけではわからない細部にも工夫が施されてあったり、全体を通しての物語性も上手くまとまっています。ただ、CDを聴いただけでは気付かなかった部分も多々有り、深く作品を理解するためには音楽雑誌「Cure」などのインタビュー記事を読むことをお勧めします。きっと「ああ、そういうことだったのか」とアハ体験することになるでしょう。

今回の楽曲の中では「猫町」が一番のお気に入り。

2008年11月11日 (火)

黒帯ロッカーズ

先月末、久しぶりに高田馬場CLUB PHASEでGargoyleと犬神サーカス団のライヴを観ました。犬神はおよそ1年ぶり、Gargoyleは1年半ぶりでした。KATSUJIのツーバスはマシンガンのごとく。Gargoyleは「獣道」以降のCDを買ってなかったので、物販で「刃」「龍風」の2枚、そしてDVD「虹遊」を買いました。「虹遊」を観て20周年記念ライヴ行っておけば良かったと後悔しました。「ジェットタイガー」は良い曲です。ライヴではTOSHIの投げたアメが顔面を直撃。Gargoyleのライヴでは昔から色々よく当たる気がします。

Music刃~YAIBA~


アーティスト:Gargoyle

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発売日:2007/07/15
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Music龍風


アーティスト:Gargoyle

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虹遊DVD虹遊


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2008年5月 3日 (土)

犬神サーカス団とBOOWY。

最近買ったCDとDVDです。

呪恋(DVD付)

まずは犬神サーカス団のミニアルバム「呪恋」。
犬神サーカス団を聴き始めて8年近くなるためか、歌詞に関しては「路上」や「父親憎悪」を初めて聴いた時のような衝撃や感動は、正直なところありませんでした。歌詞の内容は相変わらず放送には乗せられないようなものばかりですが、それに慣れてしまったのかもしれません。まだ聴き込んでいないのでこれから印象が変わることも考えられます。曲に関しては情次2号さん作曲「欲望」「死に損ない狂詩曲」が良かった。「欲望」はギターリフもギターソロもカッコイイ。「死に損ない狂詩曲」は面白い曲調だと思いました。「平成デモクラシー」に通じるものがあります。情次2号さんの曲は明さんとは違う魅力があり、今後もどんどん作曲してほしい。明さん作曲「憑物」も犬神らしくて良かった。ライヴに行かなくても観客のノリがわかりそうな掛け合いとかはちょっと王道過ぎる気もしますが。それから「オルゴール」のような2拍子の曲は最近聴かないのでメロディーは犬神らしい曲ですがちょっと新鮮でした。

LAST GIGS COMPLETE

続いてBOOWYのDVD「LAST GIGS COMPLETE」です。
BOOWY世代、という言葉はBOOWYがあまりにも幅広い世代に支持されているため、どの年代を指すのかはよくわからないのであまり適切ではありませんが、僕はBOOWY世代です。しかし残念なことに僕は音楽に対して興味を持ち始めたのが人より遅かったため、僕がBOOWYのファンになったときにはすでにBOOWYは解散していました。

ここでちょっと昔話を。このLAST GIGSが行われた当時、僕は中学生で、BOOWYというバンド名は知っていましたが「ロック=不良や怖い人たち」というイメージを抱いていたため、ロックを遠ざけて、テレビ番組で取り上げられるようなニューミュージック等を聴いていました。確か初めて買ったCDは長渕剛の「とんぼ」です。だからBOOWYは友達が聴いていたので「MARIONETTE」くらいは知っていましたが特にいいとは思いませんでした。そんな当時の僕にちょっとした事件がありました。ある日いつものように学校に行くと僕の下駄箱の中に1本のカセットテープがむき出しになって入っていました。
「これはもしかして…愛の告白…!?自らの肉声を、その思いのたけを、テープに吹き込んで届けようと…直接渡すのは恥ずかしいから…誰も見ていない時間を見計らって、そっと下駄箱に忍ばせておこうと…。そういうことか?!蓋の付いていない下駄箱なので外から丸見えだけど…。カセットケースもなければメッセージらしいメモ紙も何もない、ちょっと汚れているカセットテープ…」
とりあえず僕は誰も見ていないのを確認して、素早く体操着を入れているスポーツバッグにカセットテープを滑り込ませました。家に帰ると自分の部屋のラジカセで早速そのテープを再生してみました。するとスピーカーから何やら聴いたことのない音楽が流れてきました。
「ははぁ。さては自分の好きな音楽をまずは聴いてほしいということか。その後に自分の声を吹き込んで…」
などと考えながら聴けども聴けども一向に僕に想いを寄せる女子の声は聞こえてきません。結局A面が終わりB面に変えながら
「そうか。B面の最後に入っているのか」
と思い立ち、B面は少し早送りしながら聴きました。辛抱強く最後まで曲が終わった後も再生し続けましたが、結局愛の告白は録音されていませんでした。
で、このテープに吹き込まれていた曲がBOOWYの「MORAL+3」だったことを知ったのは高校生になってからでした。高校に入って環境が変わり、クラスメイトも変わってもBOOWY人気は変わりません。むしろBOOWYファンが増えていました。僕としてもみんながそんなに騒いでいるBOOWYが気になり出した頃、小学校時代からの友人もBOOWYを薦めてきたということもあり、CDを買ってみることにしました。当時のCDショップは現在と違って視聴できるようなサービスがなかったため、どのアルバムにするかかなり悩みました。色々なアルバムを手に取り、曲名などを見比べてみると、色々なアルバムの曲が入っている1枚のアルバムを見つけました。
「これってベスト盤かな?」
と思い、とりあえず収録曲も多いので買ってみたのが「LAST GIGS」でした。初めて買ったBOOWYのCDはライヴ盤だったのです。今ならそれもありかなと思えますが、当時の僕にはライヴ盤の良さなど全く分かりませんでした。
「歓声が入ってる…」
と、がっかりしたものです。

何だか話がだいぶ逸れましたが、その後もCDを買い、聴いていくうちにどんどんBOOWYにハマっていったのです。最近発売が相次ぐBOOWY関連商品はそんなに買っているわけではありませんが、やっぱりこれは買わずにいられませんでした。勿論何年か前に出たDVD「LAST GIGS」も買ったので東芝EMIの姑息なやり方は納得できませんが、収録されているBOOWYのライヴ自体はやはり最高で今観てもカッコ良かった。

2007年12月25日 (火)

サマー・オブ・ラヴ!

8月から12月まで5ヶ月連続で犬神サーカス団がCDをリリースしましたので今回はその紹介をしたいと思います。

犬っ子だから。

光と影のトッカータ

まずは第1弾『光と影のトッカータ』

1曲目「光と影のトッカータ」
犬神サーカス団を知っている人なら「トッカータ」などとちょっとお洒落な単語がタイトルに入っていても、幸せな内容の歌詞ではないことくらい察しがつくと思いますが、まさか歌詞の1行目で出来たばかりの恋人が2行目で死んでしまうとは!一体この後の展開はどうなってしまうのだろうと思っていると、話は1人称の物語を越え、ついには光と影のモチーフを形而上ではなく科学的な切り口で展開していくという、明さんのクレバーな一面が垣間見える作品です。
ちなみにYOU TUBEでプロモーションビデオが見られます。

2曲目「腐乱のあなた」
3拍子の犬神らしい曲です。美しくも悲しいメロディーに残酷とも思える歌詞は犬神の王道と言えるのではないでしょうか。純粋に突き詰めた愛情は狂気の如く、という感じです。例えば「骨まで愛して」というような言葉はメタファーとしては非常にロマンチックだけど、それを文字通り受け取ってしまったら常軌を逸してしまいます。しかしそれを方法論として意図的に作品世界に取り入れていくのが明さんの作詞法の一つになっているのではないでしょうか。また、犬神の3拍子や6拍子の曲は初期の頃から「青蛾の群」「廃墟の街」など名曲揃いですが、これも例に漏れず名バラードです。

3曲目「鬼畜」
これは『蛇神姫』に収録されていた曲の再録です。現在『蛇神姫』が入手困難になっているので持ってない人にとっては嬉しい心配りです。若干テンポが速くなっているのと、アウトロがフェイドアウトではなく、ライヴ時のように変更されている以外はほとんどアレンジも変えてないようです。ノリのいいロックです。歌詞は相当凄いけど。

備考
今回の一連のCDジャケットはSUMMER OF LOVEの頃(1967年)に活躍していたアーティスト達のアルバムジャケットのパロディになっているようです。これはDOORSだと思われます。ちなみに帯の推薦文?はオーケン(大槻ケンヂ)が書いています。

地獄に堕ちた子供たち

続いて第2弾『地獄に堕ちた子供たち』

1曲目「地獄に堕ちた子供たち」
地獄に堕ちた子供たちが、決して終わることのない地獄の責め苦を受け続ける阿鼻叫喚の世界を描いた曲です。どんなに辛くても死んで終わりにすることのできない地獄の苦しみ。ミラン・クンデラは『不滅』という小説の中で不滅についてニーチェの永劫回帰などをモチーフにして書きましたが、「繰り返す」ということに対する恐怖は洋の東西を問わずにあるのでしょう。まあ、『不滅』は恐怖を描いた作品とは言えないかもしれませんが。

2曲目「一ツ目小僧」
曲調は人間椅子のようです。鈴木研一さんが歌ったらよく合いそうな感じです。しかし、凶子さんのドスの効いた歌声が乗ると不思議とやはり犬神の楽曲になる辺りがボーカルの存在感の成せる業なのかもしれません。ギターソロでは色々な事をやっていて聴いていて楽しいです。

3曲目「苦界浄土」
水俣病を題材にした「苦海浄土」(石牟礼道子著)にインスパイアされた曲らしいです。オリジナルは『蛇神姫』に収録されています。もともとレゲエ調のリズムだったものですが、かなりアレンジされています。オリジナルバージョンが好きだったので慣れるまで違和感がありましたが、聴き込むとこれはこれでありかな、と。ギターソロとかもかっこいいし。

備考
裏ジャケットは必見。帯の推薦文?は人間椅子の鈴木研一さんです。ジャケットは説明するまでもなく、ビートルズの『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』。The Mothers of Inventionも入っているようです。

たからもの

続いて第3弾『たからもの』

1曲目「たからもの」
一般人から見たらどうでもいいと思われるかもしれないようなものを集めてしまう、所謂オタクと呼ばれる人を主人公にした歌詞です。蒐集癖のある人の行動を肯定するわけでもなく否定するわけでもなく、オタクの視点で淡々と語られているように感じます。
疾走感のある気持ちいい楽曲です。歯切れのいいギターのカッティングとベースのリフが非常にかっこいい。凶子さんの唄も心地よく胸に響きます。今回のシリーズの中で1、2を争う好きな曲です。

2曲目「裸のマリー」
これは凶子さんによる作詞で、女優を夢見るストリッパーの歌です。あまり頭は良くなさそうですが、頭が悪いなりに悟りを開いているよう。この世を悲観するのでもなく、「世の中なんてこんなもん」と見切りをつけて夢見ることで何とか生きている感じの主人公です。曲はGS調のミディアムテンポのロックです。

3曲目「気ままな旅を」
これは以前ファンクラブのイベントで配布したCD-Rに入っていた曲の再録みたいです。僕は持ってないので違いはわかりません。ジンさんがメインボーカルのパンキッシュな曲です。

4曲目「竹田の子守唄」
赤い鳥がカヴァーして有名になった京都民謡です。と言っても赤い鳥バージョンは聴いたことがないです。被差別部落の歌であるがために放送禁止楽曲となっているみたいですが、非常に美しい旋律で大好きな曲です。フォークのトリビュートアルバム『フォーエバー・ヤング〜トリビュート・トゥ・グレート・フォーク・ソングス〜』に収録したものとは別に再録したものになっています。

備考
帯のコメントは陰陽座の瞬火さんが書いています。アルバムジャケットはジャニス・ジョップリンのチープ・スリルが元ネタのようです。絵はおそらく明さん作かと。

バビロニア恋物語

続いて第4弾『バビロニア恋物語』

1曲目「バビロニア恋物語」
中近東風音階。ディスコビート。スライドギター。スラップベース。ディスコビートは過去に何度かありましたが、新しい犬神満載の曲です。サビ前のギターとベース、ギターソロの入りのボーカルとギター、アウトロのギターとベースなど、各所でのユニゾンも聴きどころかと思います。歌詞はバビロニア王国が舞台になっているようです。また、ドラムにはゲートリバーブがかかっているそうです。

2曲目「ディストピア」
情次2号さんの作詞作曲。個人的にこういう曲大好きです。今回のシリーズで「たからもの」と1、2を争う好きな曲。重いリフもいいし、メロディーラインも心地いい。犬神のメインコンポーザーは勿論明さんだと思いますが、「平成デモクラシー」「影ひとつ」など情次2号さんもいい曲を書いていると思います。

3曲目「少女地獄」
犬神の最初の音源『御霊前』に収録されていた曲の再録です。その後も何度かモチーフになっている近親相姦もので、これは父親と娘バージョン。娘の視点で描かれたこの曲は、サビ以外の部分が独白形式になっていて、役者としての凶子さんの上手さも堪能できます。「父親憎悪」でもメロディーに語りを乗せる手法がありましたが、筋少好きとしてはやはり「語り」は必聴です。また、「少女地獄」と聞くと夢野久作を思い出しますが何か関係があるのでしょうか。明さんも夢野久作好きそうだし。

備考
ジャケットはクリームのパロディーになっているようです。

いつか

続いて第5弾『いつか』

1曲目「いつか」
シリーズラストのタイトル曲ということでバラードです。美しい旋律の曲です。内容も普通に男女の別れを描いた作品で犬神らしくない気もします。こうなると凶子さんが歌っているので主人公が女性であるように思いますが、「実は主人公が男なのではないか?」などと疑いたくもなります。深読みしすぎ?それとも明さんが「サマー・オブ・ラヴというムーブメント」に対するノスタルジックな気持ちを「あなた」と擬人化しているのではないか?とか色々解釈できるようになっています。それも深読みしすぎ?

2曲目「運命」
曲調はがらりと変わって今度はハードロック調の曲。かなり派手な女性が男を振り回し「いい思い」をしていたはずが、いつの間にか気まぐれな運命によって「惨めな生活」に転落してしまうという内容の歌詞です。ギターソロではパッヘルベルのカノンをアレンジした部分が出てきます。カノンと言えば戸川純さんの「パンク蛹化の女」でも出てくるなどロックの世界ではよく引用されている気がします。カノンに限らずロックミュージシャンはバロック音楽が好きなのでしょうか。バッハとか。

3曲目「餓鬼」
犬っ子の間では「電車の唄」として知られている曲です。アヴァンギャルドな演奏に詩の朗読という初期の犬神を象徴する曲だと思います。歌詞は、発狂した電車の運転手が起こした電車事故のオドロオドロシイ情景を乗り合わせていた主人公の目線で語っていくというもので、一度聴いたら忘れられないインパクトがある曲です。

備考
今回のジャケットはジェファーソン・エアプレインの「シュールリアリスティック・ピロー」が元ネタらしいです。僕はこのアーティスト知りませんでした。

そしてどうやら全CDの帯についている応募券を集めて送ると素敵なグッズがもれなくもらえるらしいです。詳しくは犬神サーカス団のHPを見てください。